JIA京都地域会について

高い倫理意識を持って建築の設計監理を行う京都の建築家の集まりです

日本建築家協会(JIA)は会員数全国に5000名前後で、諸外国の団体と同じ性格を持つ我が国唯一の建築家の団体として、ユネスコの外郭団体である国際建築家連合(UIA)の日本支部となっています。その建築家協会のうち、京都に拠点を構えている会員が近畿支部京都地域会の会員です。現在京都地域会の会員は100名前後です。

 

地域に根ざした子供たちの教育活動や社会貢献活動

建築と子供たち

建築の設計監理を行う以外にも、我々は地域に根ざした会としてさまざまなことに取り組んでいます。

小学生たちに家の設計や模型を作ることを教えるワークショップの開催や、子供たちと共に町家や歴史的建造物の探検を行う等、教育活動にも積極的に取り組んでいます。また建築作品展や、建築家の資質の向上のための実務セミナーや建築見学会等を開催しています。一定の知識や技術を持った建築家の団体として、美しく安全な京都の街並みを形成することに貢献していきたいと考えています。

JIA京都地域会から皆様へ

ご挨拶

JIAとは何か

私たちは、「設計監理を専業」とする団体です。それは何を意味するのかと一言でいうとクライアント側の立場でものを考えて行動をするということになるのかと思います。

それに加えて、日本建築家協会の大きな特徴としては、無類の建築好きの集まりとも言えます。自分たちの仕事の研鑽のためというだけでなく、セミナーや講演会、作品展といった私たちの活動を通して、建築の楽しさをもっとみなさんに知っていただくことにより、建築を含めたさまざまな文化の向上を目指したいと考えています。

これからを考える建築へ

感染対策、まん延防止等重点措置といったコロナ生活も、そろそろ切り上げて、本当の意味での新しい生活が始めたいという期待の最中、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。自由主義と共産主義という矛盾する価値をうまく共有しているはずだった世界の均衡が崩れ始め、さまざまな現状変更が予想される時代となりました。

人々の生活を支える建築の仕事も、世の中の変化とは無関係ではありません。ここ数年コロナだけでなく多くの災害にも、日本は見舞われてきましたが、予期しない戦争という局面も加わり、建築家が知性と徳性をもって、冷静にかつ、地域社会と密接な距離感を保ちながら、建築と日本の文化に貢献する必要があると感じています。

みなさんのご協力のもと、今まで諸先輩方が進められてきた活動をより充実させて、私たちの周りや京都が活気づけられるような有益な活動ができたらと考えています。

2022年5月
公益社団法人 日本建築家協会 近畿支部 京都地域会
京都地域会長 岡田 良子